旅の記憶

自分の中の記録

マイホーム購入

念願のマイホームをゲットしました。 
モンベルのステラリッジ1でございます。これで地球のどこでも僕の家です。



前に使っていたのは部室から借りた安物テントのロゴスくん。安物と言っても重量以外に不満はありませんでしたが、昨年冬に宗谷岬でついにポールが折れました。
出会ってから4ヶ月。早すぎる別れでした。
 (なんだかんだでその後10泊以上使ったけどね)

本当は修理してでも使いたいほど愛着があったんですが、この価格帯だと補修部品もないようで、新しい相棒を探すことに。
そうなるとせっかくだから今度は末永くつきあえるやつがいいし、山もやりたいので軽いのが欲しいと思ったわけです。

そしてテントって高いからそんなにホイホイ買えないので大いに考えました。
雑誌のテント特集を読みあさったり、ネットの海を漂流したり・・・。
そしてその結果たどり着いた結論は、最初に候補に入れていたステラリッジでした。

なんだ結局ド定番じゃねえかなんて言われそうですが、調べて考えれば考える程ステラリッジの優秀さが際立ってきてしまいこれを選ぶしかありませんでした。

大体の人がテントを選ぶ点で分岐となるのは以下の様な感じだと思う。
  1. 価格
  2. 重量
  3. 何人用か
  4. シングルウォールorダブルウォール
  5. 自立式or非自立式
  6. 入り口が、短辺or長辺
  7. スリーブ式or吊り下げ式
僕の条件は
  1. 4万前後
  2. 軽いやつ
  3. 一人用
  4. ダブルウォール
  5. 自立式
  6. どっちでもいい
  7. どっちでもいい
ってな感じでかなり無難な条件。山だけじゃなくてツーリングにも使う場合は汎用性が高いに越したことはないからね。
あとテン泊how to本なんかだと「単独行でも二人用がいいよ」と大体書いてあるので、僕もそれに従って二人用にしようと思っていたが、ロゴスくんの寸法を測ってみたら一人用テントだということが判明したので鞍替えした。
 僕は
これまであのテントで狭いと感じたことはなく、冬に88Lのザックを持ち込んだ時にも特に不便は感じていなかったので今回の結果は衝撃的だった。
僕はかなりの幸せものだねえ。

それでこの条件だとステラリッジの他にもエアライズ、VS20当たりが定番みたいですが、この中だとステラリッジが最もコスパが高いんですよね。
と言っても安い割はいいというのではなく、普通に作りがいいんですよ。
もし全て値段が同じでも僕はステラリッジを選んだと思います。
エアライズ
VS20




 ここまでべた褒めのステラリッジですけど一つ嫌なこともあります。それは他の人とかなりの確率で被ること。
去年の大晦日に宗谷岬に行った時はステラリッジばかりで軽く笑いました。

そんなことがあったのでモンベルは避けたいという気持ちもありましたが、いいものなんだからみんな使ってて当たり前だよねってことで納得しました。ちょうど楽天からモンベルテント15%オフクーポンが来たというのもグイグイ背中を押しました。
最終的に形がほとんど同じエアライズとで迷っていましたが、縫製がちょっと汚いとか自分でシーム処理をしなきゃならないと聞いて確定しました。
まあどうせエアライズも山に行けばかぶりまくるので。
というわけで今年は僕も宗谷岬年越しステラリッジ村の村民になってきます。


以下レビュー的なの


楽天で32kで購入。 うーん安い。
しかも重量は1.47kg(実測値)。 ロゴスくんの半分以下ですよ。
 とりあえず近くにあったコミックと比較。スタッフバッグにはまだ余裕があるのでポールを抜いてコンプレッションすれば更に小さくできそう。
 一応説明書が入っていた。
 ポールはジュラルミン製でアルマイト加工がされており美しい。 補修用のパーツが付属するあたりも流石はモンベル
まずインナーを広げる。この時点で既に軽い。
 ポールをスリーブに通していく。スリーブの入り口にも通しやすいよう工夫されていてグッドだ。
 通し終えたら
 四隅にある穴に通して立てる。慣れだと思うけど結構力が必要だった。
しかしその分壁面がぴんと張っていて見栄えがいい。
四隅に引っ掛けてフライをかける。
モンベルは他社と違いフライの固定にドローコードを用いているため、フライが伸縮しても常にテンションを保つことができるらしい。
細引きはフライの穴を通してインナーに直接結わえる方式。強風にも強そうだ。
ちゃんと通気口もついている。しかもワイヤーが仕込まれているため、ちゃんと機能してくれそうだ。
ただ入り口に対して直角になるようについているのでそんなに風通しはよくなさそう。
入り口はこんな感じ。入り口の上から2/3程がメッシュにすることができるようになっている。
どちらもチャックの滑りは良好で開けやすい。
 ただ一つ気になるのが、メッシュ開放用のチャックが外側からしか開かないこと。
なのでテントの中に入ってから「ちょっと暑いからメッシュにするか」なんて思ったら、一度入り口を少し開けてからメッシュ用のチャックを開けなくちゃならない訳だ。
非常に細かいところだけどちょっとめんどくさそう。
入り口の脇には定番のメッシュポケットがある。別に小物は自分の脇に置いておけばいいだけなので、この収納を使った記憶が無い。
みんなはここに何を入れているんだろうか。
当然ながら床もうすうすなので少し怖い。グラウンドシート買おう。
前室は狭いけど靴+αを置く分には十分そう。
 中は意外と狭い。174cmの僕が寝てもつま先が壁につかないようにすると髪が少し触れる。今日は寝ぐせを直してこなかったという点を考慮しても少し窮屈かな。
床面積ばかり気にしていたが、天井が低い分側部の立ち上がりも急であることを考えていなかった。
床は全長208cmのエスケープライトビビィがほぼちょうど収まるサイズだ。
 換気口には開閉可能なメッシュがついている。細かいことだけどかなり気が利くな~。
こいつかなりできるやつだわ。
天井には5箇所ループがついている。ここにはオプションのロフトを付けられるようだが、ただでさえ低い天井が更に低くなるので相当窮屈になりそうだ。
前にPEAKSに載っていたように細引きをつけようかな。
割りと雑にたたんでしまったが難なく入った。これなら雨天の撤収時にも楽そうだ。

感想

まず思ったのは何もかもが軽いこと。インナーもフライ、ポール、ペグの全てが軽い。
何気ない全ての動作で感動した。
逆に軽すぎて少し不安になったぐらいだ。
そして、これが初めてのスリーブ式かつ本格テントだったわけだけど、まだこのテントに慣れていないということを前提に書きますが、やはり設営・片付けの早さ楽さは吊り下げ式の方が上だと思う。
ポールが意外とスムーズに入って行かないことがあってモヤモヤした。
生地が薄いのでなおさらだ。
ただ吊り下げ式だとどうしても重くなってしまうようなので、そこはしょうがないよね。
しかしきつきつな分、以前のと比べるとインナーもフライもパリっと張れるので結露も少なくなりそうでいい感じだ。