旅の記憶

自分の中の記録

オスプレー ジーニス88

冬の旅行に向けて大型ザックを購入することにした。本来自転車旅行のセオリーは荷物はなるべく身につけず、自転車に括りつけるといものである。
しかし今回は7日間の弾丸ツアーで行きも帰りも輪行が多く、特に帰りの電車はあまり時間がないと思われるので、キャリアの脱着というめんどくさい作業からも開放されるのは良いことです。
ザックを使うなら駅でし、駅構内を歩くときも格段に歩きやすいと考えます。
サイドバッグのショルダーストラップは肩に食い込んで痛いんですよ・・・
あと現在ザックは30Lのものしか持っていないので、この機会にテン泊にも対応できるやつを買ってしまおうという算段です。
来年の夏に長期縦走を考えているのでそのための布石でもあります。


ザックを選ぶに当たって、初めは「ザックは背負うものではなく着るものだ」という理念でお馴染みのグレゴリーに目をつけた。しかし値段が高すぎたので諦めた。
そのあと目をつけたのがカリマーとオスプレであった。カリマーの方がザックのシルエットが綺麗だと思ったが、アウトドアショップで背負い比べてみると、どうもカリマーは違和感を感じてしまう。そこでオスプレーに決定した。

容量に関しても最後まで悩んだ。初めは冬季のテント泊に必要な容量というのがわからなかったので、60Lぐらいと考えていた。しかし調べた結果70Lは必要なことがわかる。70Lに十分なんじゃという気もしたが、容量には余裕があった方が撤収時に雑にパッキングできたり、おみやげなんかも入れやすいだろうということで88Lにすることに。


そんなこんなでアメリカから届いたオスプレー「ジーニス88」についてのインプレをしたいと思います。

すっごく寒くていつもよりぶれてる写真が多いですが堪忍してください。


かなりでかいです88Lの大容量は伊達じゃありません。


このザックはいたるところにギミックがあるので触っていて面白いです。

まずは外観。今回はあまり詰め込んでいないので潰れ気味ですが、隣にある29インチのタイヤと比べるとその大きさがわかると思います。

 背面

コンプレッション用のベルトやバックルが非常に多いです。

だいたいのことはこの動画を見るとわかります。 ザックより説明しているおっさんの方に目が行きがちになりますが。


前面には大きなストレッチポケットとその両脇にもポケットがある。
この二つのポケットはかなり大きく、マット180がギリギリ収まった。夏用のダウンシュラフも入ると思う。ここだけは防水ジッパーが採用されている。




サイドポケットには二箇所からアクセスが可能。
実際は使ってみたところ、片手でボトルを出すことは可能だが、戻すことはできなさそう。両手を使えばなんとかといった具合。ボトルケージの代わりにはならなさそうでがっかり。
体が柔らかい人なら難なく出し入れできるのかもしれない。


ヒップベルトの左右のポケットで材質が異なっている。左側はザック本体と同じく撥水性のある素材で、右側がメッシュ状で伸縮性のある素材が使われている。
両方共厚みがあるのでアイウェアぐらいなら楽に入ります。


オスプレーの大容量ザックには「イーサー」と「ジーニス」の二つのシリーズがある。イーサー軽量化に重点を置いたモデルだ。
ポケットの数とか容量も少し異なるけど、この二つの大きな違いはヒップベルトとショルダーベルトの違いだと思う。
ジーニスのベルトの重厚さはすごい。
ウレタン系のパッドが入っており、ヒップベルトでは厚いところは2cnぐらいある。
このショルダーベルトとヒップベルトの違いはザックの推奨パッキングウェイトにも表れている。
ジーニス88は18~32kgとなっているがイーサーは16~27kg